2年縛りとは何か?2年以内に解約できるの?

MNP 乗り換え
MNP

通信会社を変えるときに、よく耳にするのが、「2年縛り」という言い方です。

2年更新のプランに加入している人が、2年ごとの更新月であれば解約料が無料だけれど、それ以外のタイミングでは違約金がかかるという仕組みです。

「解約するときに、違約金がかかるのは嫌だ」という理由で、更新月に合わせて通信会社の乗り換えを考える人が多いです。

今回は、2年縛りについて書きたいと思います。

「2年縛り」はなくなりつつある

この2年契約の方式は、ドコモ、ソフトバンク、au、Y!モバイルなどで広く採用されていましたが、廃止されていく傾向あります。

モバイルWiFiや固定のインターネット回線などのサービスでも2年更新のプランがあります。

2年更新にして契約すると、大幅に月々の割引がもらえる仕組みになっています。

ただし、2年契約は絶対に加入しなければいけばいけないものではなく、任意で加入するようになっているものもあります。

それで、2年契約なしを選んで、いつ解約しても解約料が発生しないようにもできます。(ただし、月々の基本料金が高くなります。)

最近では、2019年9月に、ソフトバンクが契約期間と契約解除料を廃止した新プランを発表するなど、今後は2年契約がなくなっていく傾向にありますが、これまでに2年更新する契約をしている人は、そのまま適用される可能性が高いので、確認が必要です。

解約手数料などの関連記事

2019年10月以降に格安SIMで最低利用期間・契約解除料なしや大幅に値下げ
2019年の10月は、格安SIM業界で料金改正が続々と行なわれました。主な理由は、電気通信事業法第27条の3等の法令改正があったことです。同じタイミングで消費税が10%になっていますが、10月1日より料金プランそのものが大...

違約金の金額

家計
家計

通常、解約金は、9,500円ほどに設定されています。(2018年10月30日現在、税別)

ただし、申し込んだプランやオプションプランによって異なりますし、分割払いの機種代金の残金が残っていたり、一番最初2年以内に解約すると、9,500円よりも高くなることもあります。

とくに、最初の契約から2年以内に解約する場合には注意が必要です。

2年更新ではなくなったプラン

これまでは、最低利用期間を設けていた会社も、解約手数料0円に変更しているところが多いです。

例えば、

Y!mobileUQモバイル、では最初の1年間割引にしたり、2年更新などの料金体系でしたが、2019年10月より、新料金では、「縛りなし」になっています。

また、楽天モバイルでも、契約期間に関わりなく解約料金0円に変更になっています。

楽天モバイル

格安SIMは2年縛りなしのところが多い

スマホとタブレット
スマホとタブレット

格安SIMの場合は、2年更新にしていないプランが多いです。

中には、音声通話SIMのみ、「最低利用期限」を設けているところもあります。

最初の半年~1年くらい(最低利用期間の長さは会社によって異なります)までに解約したときのみ、解約金を支払うという契約です。

正直なところ、音声通話にして、頻繁に通信会社を変更するというのは、手続きに手間と費用がかかるので、何度もしたいものではありません。

2年更新ではなく、最低利用期限契約になっている場合、よほどの不満がなければ、1年くらい使い続けて、最低利用期限をクリアすることができると思います。

また、最近では最低利用期間や解約手数料、MNP転出予約手数料のかからないSIMが多いので、以前よりも通信会社乗り換え時の費用がかからなくなっています

手続きにかかる費用についての記事

更新月以外でも解約できます

2年契約だとしても、違約金を払えば、いつでも解約できます。

「違約金」という表現だと、契約に違反したという響きがするので、真面目な性格の人は特に、契約を全うしたいという気持ちが働いて、払いたくないと思うものです。

実際のところは、違反したことを責められるというわけではなく、反省文を提出する必要もありません。

約10,000円余分に支払う必要があるだけです。

通信会社を乗り換えて、1年以内に1万円以上のおトクな差額があるなら、違約金を払っても問題ないのではないか?」と思います。

ただし、プランや契約の内容によっては、解約時に1万円よりも余分に支払う必要が出てくることもあります。また、「あと少しで更新月」という場合には、更新月まで待ったほうが良さそうです!

通信会社を変えるタイミングはいつが良い?

カレンダー
カレンダー

更新月まで待たなくても、格安SIMで通信費を抑えたいときには、いつ変えても大丈夫でしょう。

とはいえ、「更新月」は、のりかえを考えるきっかけになります。

また、新学期や、そろそろスマートフォンを新しい機種にしたいな、というときも、機種とSIMをセットで契約して心機一転するということもできます。

タイミングについての記事

MNP転出予約にかかる手数料

違約金とは別で、番号そのままで乗り換えるには、MNP転出予約番号を発行してもらう手数料がかかります

3,000円程度の会社が多いです。

また、新たにMNP転入手続きをするときにも、新規契約手数料として3,000円程度かかります。

最近では、MNPの転出や転入の費用0円の会社も増えています。

まとめ

乗り換えるときには、2年縛りにかかる違約金、MNP転出手数料など、思ったよりも支払いが必要になる場合があるので、予算を確認してから決めると良いと思います。

実際に解約する前に、解約するとしたらいくら支払う必要があるのかを聞いてみることもできますね。

手数料などがかかるとはいえ、格安SIMの月々の基本料金は安いのでかなりお得になりますし、キャンペーンの特典などでお得になることもあります。

2019〜2021年にかけて、手数料やプラン料金改定が多かったので、申し込む前に公式サイトで最新の情報を確認するようにしてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました