総務省は、2021年5月28日にSIMロックを2021年10月1日から原則禁止する方針を示しました。
SIMロックとは、携帯会社が自社の回線契約でしか端末を使えないようにするためにかけられたものです。現在では、ロック解除を無料でできるサービスもあります。とはいえ、手順に手間がかかったり、対応していない機種があったりして、携帯会社を乗り換えにくく感じる要因の一つにもなっていました。
以前は、SIMロックで携帯会社を乗り換えにくかった
SIMロックが外せないと、同じ端末を使えないため、新機種購入のタイミングに合わせて携帯会社を乗り換えたり、携帯会社の乗り換えをあきらめる人も一定数いました。
近年、SIMロックの解除が無料でもできるようになっていたことに加えて、今後SIMロックが原則禁止になると、さらにのりかえやすくなりますね。
SIMカードの解約料金が大きく引き下げられたことに続き、今回のSIMロック禁止の方針発表により、SIM乗り換え時に料金が以前よりかからなくなっています。
すでに格安SIMにしている人には影響が小さいかも
キャリア契約している人は、SIMロック禁止の制度によって、乗り換えやすくなりますが、すでに格安SIMに移行した人にとってはあまり関係ない話になっています。
格安SIMでは、SIMロックがかかっていないのがすでに普通だからです。
ここ数年で、格安SIMのシェアがぐっと増えています。価格を抑えたい人は格安SIMに、通信の安定さや信頼性にお金を払える人や色々変更手続きをしたくない人はキャリア通信を続けているというように、分かれてきているように感じます。
こだわりがあり、あえてキャリア通信にしている人や、とにかく乗り換えるのが面倒でそのままにしている人もいると思います。
キャリアの乗り換えもしやすくなった
ahamoやpovo、LINEMO(ラインモ)などのように、キャリアもネット申し込みでできる低価格なプランを始めたので、同キャリア内でプラン変更したい人も多いかもしれませんね。
(関連:LINEMO(ラインモ)の料金プラン)
また、Rakuten Mobileもキャリアになって、お得な料金プランを始めています。
(関連:楽天モバイルUN-LIMITED Ⅵの料金プランと特徴)
すでに通信会社を乗り換えて満足している人もいますが、各社で料金改定もあるので、時々プラスの見直しをしてみると良いと思います。
いずれにしても、消費者にとってみれば、SIMロックがない方が、自由に携帯会社を乗り換えやすくなるので、大きなメリットがありますね。
まとめ
SIMロック禁止になると、携帯会社を乗り換えても同じスマホ端末をつかえるので、新機種に切り替えるタイミングでなくてものりかえやすくなります。
持っているスマホ機種に応じて、ドコモ系、au系、ソフトバンク系、楽天系の通信会社のくくりで通信会社を探さなくてよくなると、選択肢が増えますね。とはいえ、キャリアで購入した機種は、特定の周波数帯を受信しやすくなっていたりする可能性があるので、乗り換えても全く同じように電波をとらえてくれるとは限らないかもしれないです。
SIMを乗り換えるときには、機種が通信会社の電波に対応しているかは、一応確認しておくとよいと思います。
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