スマートフォンの通信費は高いからということで、なかなか始められずにいるなら、格安SIMという選択肢も考えてみると良いですよ。
「格安」という響きが、「何かサービスが良くなかったり不具合があるのではないか?」という不安の原因になることがありますが、実際に使ってみると、低価格でスマートフォンを使えるので、とても気に入っています。
今回は、格安SIMにするときに心配だったことと、変えて良かった点について書きたいと思います。
格安SIMにする前に心配な点
実際に使ってみるまでは、いろいろと気になることもあるかもしれませんね。
心配していたけれど、実は大丈夫だったということがよくあります。
心配しなくて大丈夫なこともありますが、やはり注意しておくべき点がある場合もありますので、よく調べてみましょう。
※ 格安SIMで注意すべき点についての記事
電波が弱いのではないか?

まず、気がかりなのは、通信SIMのつながりや速度の問題です。
「大手の通信会社よりも、繋がりにくかったり、スピードが遅かったりするのではないか?」という心配です。
連絡を取りたいときに、なかなか電話がかからなかったり、音が途切れたり、インターネットのスピードが遅いと、仕事などの用事に差し障ったり、電話の相手にまで迷惑がかかったりすると、困るものです。
格安SIMのほとんどは、docomo、au、Softbankのいずれかの回線を使用しているので、電話のつながり具合や、インターネットのスピードの点で、問題ないことが多いです。
新しいキャリアの楽天モバイルは、楽天モバイルの電波の届かない地域ではau回線に切り替わってつながります。
電波の種類や地域によっては、特に山間部などでは、電波の入り具合が良くないこともあり得るので、友人などの使っているスマートフォンで、そのエリアにいるときの電波状況が良いか、見せてもらえると、助かりますね。
docomo、au、Softbankのどの系列にするかは、自宅で繋がるかどうかを基準にする人もいます。
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10年前と比べるなら、電波の弱い地域が大幅に減っているので、どの通信会社でも問題なく使える人がほとんどだと思います。
カスタマーサービスは大丈夫か?

「何か不具合があったときに、対応してもらえるの?」
という心配があるかもしれません。
大手通信会社は、いろんなところにサービスセンターがあって、直接スタッフに会って質問や問い合わせができるようになっているからです。
格安SIMの会社は、大手に比べるとサービスカウンターは多くありませんが、実店舗を持っているところも多いです。
それで、実際のスタッフに尋ねたい人も、サービスカウンターで聞くことができます。
また、格安SIMでは、インターネット上で、チャット形式で質問を書くと返事をすぐにチャットで返してもらえるサービスもあります。
さらには、サービスカウンターに行かなくても、オンライン上のマイページの設定で、新規契約や各種変更手続きができるようになっているので、自宅にいながらも手続きできてしまうという便利さがあります。
問い合わせたときに、なかなかつながらなかったり、どこに問い合わせるのかよくわからなかったりすると、がっかりしてしまうものです。
格安SIMは、実店舗も少ないとはいえ、商業施設のある便利な場所(繁華街や、ショッピングモール、大型家電量販店の一角など)にあることが多いので、直接聞くこともできますし、オンライン上での問い合わせが充実しています。
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実際には、自分でマイページにログインして各種設定を確認したり、変更しやすいようになっているので、わざわざサービスカウンターに行くよりも便利に感じる場合も少なくないと思います。
(関連して、「楽天モバイルの本人確認は、受け取り時に免許証を見せてもOK」の記事もどうぞ。)
ただし、オンライン上での操作が苦手に感じる人は、サービスカウンターがどこにあるかわかる通信会社にしておくと安心かもしれませんね。
安いように見えるけど、実はもっと高かったりする?

「格安SIMはとても安くできると宣伝していますが、思ったよりは安くないのではないか?」
という心配があります。
例えば、最初はキャンペーンで無料や割引があるけれど、その後元の料金に戻ったり、インターネットのデータ量を月の途中で買い増しするときにとても割高だったり、思わぬところで余分に料金がかかることがあります。
しっかり説明を読むと、正確に書かれているので、決して嘘ではないのですが、間違って理解してしまうことがあるので、注意が必要です。
格安SIMの方が月々の通信料金が安くなることがほとんどですが、契約時の手数料などに、思ったよりも費用がかかることもあります。
月々の通信費のほかに、以下のような項目に、注意してみましょう。
・乗り換えの際の解約料(2年契約の違約金)
・MNP予約番号発行手数料
・新規SIM発行事務手数料
・キャンペーン後に正規の値段の戻ること
・スマートフォン機種の購入価格
・有料オプション最初の数ヶ月無料キャンペーンのあと、そのまま解約していない
・音声SIMの最低利用期限内での解約手数料
・高速データ通信追加購入の値段(割高なこともある)
格安SIMに変えるとはいえ、諸費用はかかります。
キャンペーンや、機種同時購入時の割引制度を活用すると、意外と安くスマートフォンを持てることに気がつくこともあります。
スマートフォン機種をそろえたり、各種手続きは必要なので、ある程度の費用はかかるものの、月々の料金プランもお買い得で、格安SIMの方が実際には安くなることがほとんどなので、それほどこわがる必要はないでしょう。
問題になりやすいのは、ほとんど説明を読まず、現実離れした極端に安いことを期待してしまっている場合です。
良いサービスには、それなりに費用がかかります。
有料オプションの設定に注意しよう
使っていない有料オプションを解約しておくなど、ちょっと気をつけることで、予定以上に料金が上がるのを防ぐことができます。
はじめのうちは、請求額を確認して、あらかじめ料金表のもとに計算して予定している金額に収まっているか、チェックしてみるといいですよ。
以前、モバイルWiFiを契約した際に、最初の数ヶ月オプション無料になっていて、あらゆるオプションが有効になっていて、キャンペーン以後、有料に戻り、とても通信費が高くなってびっくりしたことがあります。
設定をしっかり確認して申し込み、請求額は毎回(特に最初の半年くらいは)チェックするのがおすすめです。
格安SIMの店頭申し込みの場合、基本的に、親切な店員さんは、使わなそうな余分な有料オプションを無理に使うように勧めたりはしないです。
面倒だからと、説明を聞いていなかったり、読まずに決めりのは良くありません。
オプション自体は、悪いものではないので、使いたいオプションだけ申し込むのが良いでしょう。
10分話し放題や、エンタメフリーオプションなどはおすすめです。
※ 各社オプションについての関連記事
BIGLOBEエンタメフリー・オプション料金改定、2021年4/1より
格安SIMで良かった点

通信費が安い!
格安SIMで良かったのは、通信費を抑えられたことです。とても大切なポイントです。
スマートフォン機種代金などはかかりますが、月々の通信費は、ガラケーの携帯電話とそれほど変わらずに持つこともできます。
安くスマートフォンが使える!
また、費用を抑えながらも、スマートフォンを使えるようになったことも嬉しいです。
最近では、LINEでの連絡をメインに使っている人が多いので、他の人との連絡を取りやすくなったりします。LINEのようなメッセージアプリを使った方が、メッセージや通話にかかる費用を節約できることもあります。
スマホにはアプリが入るので、アプリで割引のあるお店を利用するとお得になったりします。
調べ物がや地図検索がすぐにできたり、スマホを持っている他の人の話についていくことができます。
キャリアメールとEメールが使えなくなることと電話帳の移行は面倒かも?
これまで使ってみて、格安スマホにすると、これまでのキャリアで使っていたEメールアドレスが使えなくなったので、新しい連絡先をお知らせしなければならなくなったことが一番面倒で、あとはぼちぼち慣れていったという感じです。
電話帳を移行するのも、ガラケーからブルートゥースで飛ばしましたが、少しずつしかできず、時間がかかりました。これはガラケーの機種によっても違うかもしれませんね。
同じ通信会社の中でスマートフォンにするほうが、電話帳などの移行は楽かもしれませんね。ただし、大手通信会社のスマートフォンの月々の料金を考えると、自分で連絡帳を移行させるのに手間がかかっても、格安SIMがお得に感じられました。
友達がめちゃくちゃ多い人は大変ですが、本当によく連絡を取る人の連絡先が入れられれば、それほど困らないとは思います。
いずれスマートフォンにするのなら、いつかはしないといけないような過程ですね。
連絡帳や写真などのデータの移動は、スマートフォンに変えてからは、グーグルやiCloudのアカウントにバックアップを取ると、次の機種に切り替えるときにも、わりと簡単に移行することができますよ。
まとめ

最近では、格安SIMのユーザーも増えてきて、けっこう一般的な選択肢になってきたように思います。
大手通信会社にも良さがありますし、今後の料金設定の見直しなどで、もっとキャリアでの通信費が安くなるかもしれず、色々と変化の激しい分野になっていますね。
今のところ、家計のために通信費を抑えたいときには、格安SIMはかなりおすすめです。
格安SIMでも、電波のつながりやスピードなど、サービス内容に困ったことはなかったです。
また、利用していて、格安SIMなのか、大手通信会社なのかが他の人に知られることは少ないです。
大手でないとキャリアメールやキャリアのEメールアドレスが使えないことと、LINEの年齢確認ができなくてID検索ができないことくらいです。
最近は、EメールよりもLINEのほうで連絡をする人も多くなっています。キャリアメールやEメールは、以前よりも使うことが減っていると思います。
LINEの年齢確認では、格安SIMの中でもLINEモバイルでは年齢確認ができるようになっていますよ。
(関連して、「LINEモバイルは新規申込を終了」の記事もどうぞ。)
次は、格安SIMのどこにするかでも、少し迷うかもしれませんね。
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